『SWVL』バスドライバーと乗客をマッチングさせるアプリ!毎月10万件の予約が入り渋滞を大幅に緩和!

SWVLはエジプトでバスのライドシェア(顧客とバス運転手のマッチング)を行うスタートアップである。

サービス概要

メインの事業はSWVLのアプリをダウンロードした顧客に最適なルートを伝えて、バスドライバーとマッチングできるシステムである。

ポイントはUberの様な車ではなく、バスで行っている点だ。顧客は料金確認や空席予約、決済までを全てアプリケーション上でできる。

SWVLはエジプトの首都カイロの渋滞に目を向けた。ラッシュ時は1人や2人しか乗車していない車が多く、それが渋滞を引き起こしていると考えたSEOのMostafaは多くの人数を運べるバスを増やそうと考えた。

人々にバスを使ってもらう為には、これまでの渋滞を避け、より早く目的地に到着できる交通網をデザインする必要があった。SWVLはあらゆる研究を行い、渋滞緩和と、人々がより安く移動できる手段として貢献している。

企業基本情報

起業家情報

代表:Mostafa kandil (CEO)
出身:エジプト
学歴:The American University in Cairo
年齢:26
※Mahmoud Nouh(COO) とAhmed Sabbah (CTO) が共同創設者であり、3人はエジプトの小学校の同級生である。

会社概要

企業価値: 推定1億ドル(2018年11月時点)
サービス提供国: エジプト、ケニア、ナイジェリア
従業員数: 推定321人
ホームページ: https://swvl.com/
推定資金調達額合計: 8000万ドル
ビジョン:新興市場のあらゆる交通機関を結ぶプラットフォームを形成したいと考えている。ほとんどの新興市場では公共交通機関を持っていても、問題を抱えている。新興国市場で手ごろかつ便利な公共交通機関のシステムを構築したい。

事業沿革

  • 2017    SWVLを設立
  • 2017.7  Careem(※1)から50万ドルの資金を調達(Mostafaの前会社)
  • 2018.11 ドバイのBECO Capital、アフリカ中心に投資しているDiGAME、シリコンバレーの投資家などから1000万ドルの資金を調達
  • 2019.1  ナイロビでパイロット運転を開始
  • 2019.6 シリーズCの資金調達として、ベンチャーキャピタル数社から4200万ドルを調達

※参照元:
https://www.digameinvestment.com/news/188-egyptian-startup-swvl-raises-8-million-series-a
https://www.forbes.com/sites/mfonobongnsehe/2018/11/22/egyptian-bus-booking-startup-swvl-raises-tens-of-millions-in-series-b-funding-round/#41925d7c20c0
https://www.menabytes.com/swvl-42-million/

※参照元
https://www.owler.com/company/swvl
https://www.menabytes.com/mostafa-kandil-swvl-interview/
https://www.crunchbase.com/organization/swvl
https://enterprise.press/stories/2018/11/25/swvl-valued-at-usd-100-mn/

 

26歳CEOのMostafa kandilの経歴

  • エジプトで生まれカイロのアメリカン大学に入学。
  • 2014年、彼が21歳のときに車売買サイトのCarmudiを設立メンバーとしてフィリピンに参加。
  • Carmudiはその後中東やアフリカにも拡大しMostafaはエジプトに戻る。
  • その後、中東版UberのCareem(※1)で働いた。新しい町でのローンチをサポートした。
  • 2017年2月MustafaがCareem(※1)を退社
  • 母国のエジプトに戻りSWVLを設立

(※1)Careemとは
ドバイなどの中東を中心にドライバーと乗客をマッチングさせるアプリケーションを開発するユニコーン企業。中東のUberのような存在。2019年3月Uberに3400億円で買収される。https://www.carmudi.com.ph

市場背景

エジプトのカイロは世界の中でも人口が急増している国であり、自動車の密度が非常に高いものとなっている。エジプトの通勤者は長い通勤時間と、増え続ける運賃に我慢せねばならない状況であった。国は強い経済的/社会的影響力を持つものの、公共交通問題に取り組むための努力不十分であった。

※参考
https://egyptianstreets.com/2017/05/29/swvl-an-egyptian-startup-out-to-reinvent-urban-mass-transit/

SWVLの強み

エジプト カイロに住む人々の給料の多くを交通費に費やしている。カイロ周辺で働く場合の選択肢はほとんどなく、不便な公共交通機関を利用するかUberを利用するかしかない状況であった。SWVLが登場したことで、顧客にとって下記のようなメリットが生まれた。

・公共交通機関とUberの間の価格設定:SWVLは公共交通機関よりも高価であるが、UberやCareemよりもはるかに安いため、毎日の快適な交通手段を求めている人にとって良い代替手段となる。

・バスが遅れた際の保障がある:交通量によってはバスが数分遅れる場合もあるのだが、その際は無料のクレジットを配布するといったサービスを提供。

※参照元:
http://qahwetmasr.com/article/Swvl:_A_Comfortable_Ride_that_Won%E2%80%99t_Break_the_Bank/

Uberの台頭と競合、今後の展開

2019年にUberがCareemを買収したことにより、SWVLとの競合が激化している。CareemはSWVLに最初に投資を行った会社でもある。現在はカイロのみでなく、エジプト第二の都市でもあるアレクサンドリア激しく競合している。

次の市場として、CEO Mostafa氏は『ナイジェリアのラゴスが次の市場になるだろう』と語っている。また東南アジアでも事業拡大を見込んでおり、フィリピンのマニラ、ベトナム、タイが続く。

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