『SkyDrop』ケニアの雨水を飲料水に変えるスタートアップ

SkyDropはケニアの飲用水製造・販売スタートアップである。

サービス概要

ケニアの田舎の地域では。安全な飲み水が不足しがちである。汚染されている水を飲んだことによる感染病も後を絶たない。

そこに目を付けたケニアのJoel Mwaleは、2009年5月、SkyDropを設立した。雨水を大量に貯蓄し、浄水、ボトリングして販売する、という仕組みで事業を拡大した

設立者の住んでいた地域に飲み水を供給するだけではなく、ケニアの他地域、ウガンダ、タンザニア、ルワンダ、南スーダンにまで事業を拡大しSkyDropの飲料水を供給することに成功した。

2012年の売却時には、4390万ケニアシリング(4390万円)の年間売上高を達成した。

企業基本情報

起業家情報

代表; Joel Mwale
出身:ケニア
学歴:African Leaderchip Academy (南アフリカ)
生年月日: 1993年7月25日

会社概要

サービス提供国:ケニア
従業員数:70人 (2012年時)
ホームページ:不明

事業沿革

2009年: SkyDrop設立、浄水機材の設置、事業開始
2012年11月: 資本の60%、4250万ケニアシリング(約4250万円)をイスラエル企業に売却

設立の背景

水不足、特に飲料水不足はアフリカのみならず世界中で深刻な問題である。2017年のユニセフの報告書は、21億人(全世界の人口の10分の3)が安全な水を自宅で入手できないことを明らかにした。

設立者のMwaleが生まれ育った村、Kitaleでも深刻な水不足が大きな問題であった。多くの人が汚染した水を飲み水として利用しており、それによって引き起こされる感染病が蔓延していた。彼自身も例外ではなく、汚染水が原因で赤痢菌に感染し、入院を経験している。

こうした状況を受けて、Mwaleは現状の改善の必要性を強く感じるようになる。

そうして、Mwaleは地域の住民の協力を得ながら試掘孔を掘り、そこから水を汲みだすポンプを設置した。毎日100人以上の住民が水汲みに利用し、その結果、地域内の感染症患者数は劇的に減少した。

さらに、彼は大量に流れてゆく雨水に目を付けた。現地の銀行やNGOからの資金提供はすべて断れたが、最終的に家族が保有していた土地を売却してその資金で浄水機械を購入し。事業がスタートした。

サービス詳細

Kitaleの雨季と乾季の降水量の違いに目を付け、降水量の多い雨季(4~10月)に雨水の貯蔵・浄水・生産を中心的に行い、水需要が特に多くなる乾季(11~3月)に向けての在庫を確保した。

販売価格は500ミリリットル17ケニアシリング(約17円)、1リットル31ケニアシリング(約31円)。

創業当初は、既存の同業者との競争もあり。1日にたった10本ほどしか売れなかった。しかし、一貫して高品質な飲料水を安い価格で売り続ける姿勢は次第に評価されるようになり、2010年には33000本の売り上げを達成するまでに至った。

その後の動き

2012年にSkyDropはイスラエル企業に売却された。その後、Mwaleは新たな会社、Gigavia.comを起業した。Gigavia.comは、教育の在り方を変えることを目的とした、学習者と教育者をつなげるオンラインプラットフォームである。

現在はケニア、南アフリカ、シリコンバレーに拠点を構え、10人のプログラマーと経営スタッフによって運営されている。

Mwaleは自身の成功がアフリカ全体に大きな刺激を与えることを期待している。彼が言うには、「アフリカにはポテンシャルがあるはずだ、大切なのはそれにアフリカの若者自身が気付いて行動するかどうかである。」

※参考元:
https://www.unicef.or.jp/news/2017/0146.html
https://softkenya.com/joel-mwale/
https://www.standardmedia.co.ke/article/2000097459/from-being-a-school-dropout-to-forbes-magazine-listing
https://www.linkedin.com/in/jomwale?challengeId=AQFvXJCvwKe9TgAAAW5-ZA7i_9Z8kSjddo2_djRKFx7-IxwUiysQg4iYFneu–Mxqh87WmSEuA9SNtTp6Xncmd4XpoWiDY_8Tg&submissionId=2aed7c27-1240-d815-d03b-689ccb600b31

最新情報をチェックしよう!