『TalkLift(旧Biashara Bot)』企業向けに会話型AIのチャットボットAPIを提供

Talkliftは、企業のカスタマーサービス向けの会話型AIチャットボットを提供するケニアのスタートアップ企業である。

サービス概要

ケニアとナイジェリアで提供されているTalkliftのチャットボットは、AIを搭載することでより個人にパーソナライズされた会話の提供を可能にし、様々な業界や事例で活用されている。

一般的な問い合わせの自動応答の他にも、商品販売の効率化、SNSの自動投稿や店舗の注文管理など多岐にわたり、実際に導入している業界も保険等の金融業界や旅行産業と様々である。

また、チャットボットの利用はWebだけではなく、FacebookメッセンジャーやSMS、Telegramなどのあらゆるチャネルで使うことができるようにすることで、企業と顧客間のコミュニケーションをより円滑にしている。

企業基本情報

起業家情報

代表:FELIX CHERUIYOT(フェリックス・チェルイヨット)、MOSES KORIR(モーゼス・コリル)
出身:ケニア
学歴:Kenyatta University

会社概要

サービス提供国:ケニア、ナイジェリア
従業員数:2-10人
ホームページ:https://talklift.com/
推定資金調達額合計:$10万以上

事業沿革

  • 2017年9月 Biashara Botを創設
  • 2018年6月 $5万の資金調達を発表、PANGEA ACCELERATORより
  • 2018年8月 $5万の資金調達を発表、Leapfrog Venturesより
  • 2018年10月 社名を「Talklift」に変更

市場背景

アフリカでは、ユーザーが企業へコンタクトをとるためにはメールや電話という手段を取る必要があった。

メールや電話での問い合わせの場合、即時返答はほとんどもらえないのはもちろん、問い合わせ対応時間外の場合は何時間も待たないといけないという状況もあった。

CEOのフェリックス・チェルイヨットは、サービスを始めたきっかけについてこう語っている。

”私自身、企業と顧客の関係に壁があり、不便を感じることが多かったことがきっかけです。例えば、何かのサービスや商品について詳しく知りたい時に、企業のオフィスを訪れるか、電話、メールで聞くなどが必要になってきます。しかし、メールで問い合わせしてもすぐには返っては来ませんし、電話でもコールセンターはすぐに応答してくれず、保留にされます。そこで、別のアプローチで情報にアクセスできる、課題解決のためのサービスを提供したいと思ったのがきっかけです。”

※引用元:https://aijournal.jp/682/

しかし、アフリカではまだまだチャットボットの有用性が理解されにくいため、導入企業には無料トライアル期間を提供している。

実際に使ってもらう中で実績を出すことで、チャットボットの有用性を理解してもらうと同時に信頼を獲得し、着実に事業を成長させている。

サービスの活用事例

現在、Talkliftのチャットボットは、様々な業界で活用されている。

保険会社の販売やマーケティングの自動化

保険会社では、AIを活用した保険の販売プロセスの自動化や問い合わせ対応の自動化などに採用されている。

例えば、ナイジェリアの保険会社であるAIICO Insurance PLC(以下AIICO)は、顧客からの問い合わせにより迅速に答えることや、保険の販売プロセスを効率化する必要性を考え、Talkliftのチャットボットを導入した。

導入したAIICOでは、問い合わせ対応の自動化はもちろん、アカウント管理や商品の購入・決済にいたるところまですべてチャットボット上で完結する他、契約の照会や更新まで行うことが可能になった。

また、Web以外のFacebookメッセンジャーやSMSなどの多くのツールから利用できるようにしたことで、顧客はわざわざ専用アプリをダウンロードする手間をかけることなく保険の購入や検討することができる。

銀行の口座開設支援や商品紹介

銀行では主に、24時間いつでも問い合わせに対応できる体制を整備し、顧客とのリテンション維持のためにチャットボットが活用される。

また、大手ブランドの銀行は問い合わせ対応だけでなく、口座開設をサポートしたり、金融商品に関する詳細の案内等も行うことが可能だ。

旅行代理店業務の自動化

旅行業界では、チャットボットが旅行代理店の業務を代行する。

様々な予約を自動化することはもちろん、ユーザーの要望にあわせてプランやパッケージを提案することも可能だ。

チャットボットを利用することで、ユーザーは24時間365日いつでも思い立ったときに旅の準備ができるようになる。

電気や通信といったインフラ業界での活用

電気通信業界では、AIを活用した問い合わせ対応の自動化やトラブルシューティングに活用されている。

人的コストを増やすことなく24時間365日サポートを可能にすることで、顧客のカスタマーエクスペリエンスの向上に繋げている。

※参照元:
https://talklift.com/
https://www.linkedin.com/company/talklift
https://ke.linkedin.com/in/felixcheruiyot
https://www.facebook.com/talklift
https://www.crunchbase.com/organization/talklift
https://aijournal.jp/682/
https://thebridge.jp/en/2018/08/leapfrog-ventures-invests-usd50k-in-biashara

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