『Chaka』世界の証券取引所の株をスマートフォンから取引

Chakaはナイジェリアのオンライン投資サイトのスタートアップである。ニューヨーク証券取引所やナスダックを含め世界の市場の株をPCやスマートフォンから取引ができるサイト。

iPhoneとアンドロイド用のアプリケーションもある。地元、ナイジェリア証券取引所の株も扱っている。

サービス概要

PCやスマートフォンを利用してアメリカ、イギリス、欧州、南米、日本の世界40か国以上の証券取引所で取引されている株や投資ファンドの売買取引を提供している会社。電話での取引にも対応している。

ナイジェリア証券取引所を監視しているCSCS(Central Securities Clearing System)にて監視されている他、アメリカのSEC(Securities and Exchange Commission)からも監視されている。

このサイト上の資産はアメリカのシティ・インベストメント・キャピタル社とシティ・アセットマネージメント社からの支援を受ける事によりアメリカのFINRA(Financial Industry Regulatory Authority) からも監視されている為、上限USD$500,000まで補償されている。

企業基本情報

企業家情報

代表:Tosin Osibodu
出身:ナイジェリア
学歴:ダートマス大学(修士号)/ペンシルバニア大学(学士号)(共に米国)
生年月日又は年齢:不明

会社概要

企業価値:不明
サービス提供国:アフリカ諸国他
従業員数:10名弱
ホームページ:https://www.chaka.ng/
推定資金調達額合計:不明

事業沿革

  • 2019年10月 ナイジェリアの南西端に位置する同国最大都市ラゴスにて創業、米国投資会社DriveWealthとパートナーシップを結ぶ

市場背景

2019年にChakaが創業される前、ナイジェリアで投資を行うという事は、ナイジェリア国民にとってハードルがとても高いものだった。

株を購入するにも、その株価自体が低所得者から中堅所得者層の収入では手が出る値段でなかったのと、高い手数料や政府の規制が厳しくもあり、多くの人が手をだせるものではなかった。

創立者のTosin Osibodu自身も欧米の大手オンライン投資サイトに口座を開こうとすると、ナイジェリアからという事で口座開設を拒否されたり、一度は開けてもすぐに閉鎖させられてしまったという経験があった。

理由としてナイジェリアではオンラインの詐欺が多発していた為、ナイジェリアからの口座開設に懸念されていたようである。

そして、アメリカ株式市場では1817年から長い歴史の間に4回しか市場がクラッシュしてないのに対し、ナイジェリア株式市場ではわずか過去12年に2008年、2012年、2015年、2018年の4回も株式市場がクラッシュしたという事実がナイジェリアの若者が投資への興味を失う大きな要因となっていた。

しかしその後、基本的に現金にて金融取引が行われていたのが、2008年よりオンラインでの支払いや取引が出来るシステムがナイジェリア国内に設置され、金融界では貯金口座、資産管理や投資に多く使われるようになり、ナイジェリア国民の間にオンラインを利用して金融関連のサービスを受けるという認識が広まるようになる。

2016年から2017年にかけてPiggybankとCowrywiseという資産運用の会社がナイジェリア国内に創業され、従来銀行が行っていた預金口座などをオンラインでできるサービスを始め、ナイジェリア国民にもオンラインで金融取引をするという事への抵抗が更に少なくなった。

サービス詳細

このオンラインサービスの最大のセールスポイントは手数料。手数用はナイジェリア国内株は₦100から(ナイラ:ナイジェリアの通貨(約30円))又は投資額の0.5%、外国株はUSD$2から又は投資額の1%のどちらか高い方が手数料となっており先進国にある投資サイトよりも安い値段となっている。

以前のナイジェリア国内の金融機関が2.5%以上の手数料を取っていた頃に比べるととても安い金額設定となっている。

このChakaのホームページの良い点は、他の先進国のオンライン投資サイトにあまり見ない手数料と諸経費の経費を計算してくれるページ・機能があり、実際に投資するにあたり投資を考えている各銘柄のコードを入力すると、自動的にその時の株価が表示され、後は購入を考えている売買株数を入力するだけで手数料と経費を計算してくれる。

そのページには各手数料と諸経費が何%なのかも表示がありとても分かりやすいページとなっている。

<例:グーグル(米国)株を1株購入する際の手数料と諸経費>

利用方法はPCとスマートフォンの両方から利用でき、スマートフォンでは、iPhone系のアップルストアー、アンドロイド系のプレイストアーからそれぞれ専用のアプリをダウンロードでき、そのアプリから取引が出来きる。

又、ネット上のセキュリティーも多くの金融機関が利用するAESバンクレベル暗号化システムを使っており、一般的な金融機関標準のセキュリティーシステムとなっている。

現在は株や投資ファンドを扱っているが、社長のTosin Osibodu氏のインタビューによると、将来的には仮想通貨(ビットコインなど)の取引も同サイト上で出来るようにしたいと語っていた。

かつてのナイジェリアの金融関連のサービスから見ると、改革的なビジネスと見え今後の発展が楽しみな企業である。

参照元:
https://www.future.africa/home/wealth
https://techcrunch.com/2019/11/12/chaka-opens-up-global-investing-to-africas-most-populous-nation/

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