『LifeBank』血液宅配サービス!10年で100万人のアフリカ人を救うプロジェクト

LifeBankとは、ナイジェリアにあるLifeBankは血液を配達するスタートアップ会社である。命を救う血液を45分以内に届けている。彼らの目標は、血液・血液製剤・酸素などの必要な医薬品を準備し、アフリカ全土の病院にワクチンを届け、10年で100万人の命を救うことである。

企業基本情報

起業家情報

創業者&最高経営責任者:Temie Giwa-Tubosun
出身地:Nigeria(ナイジェリア)
学歴:ミネソタ州立大学(Minnesota State University Moorhead:USA)
年齢:34歳

会社概要

事業資金:100億NAIRA(28万USドル)
サービス提供国:ナイジェリアをはじめとしたアフリカ諸国
従業員数:非公開
ホームページ:https://lifebank.ng/#stat
推定資金調達額:非公開

LifeBank誕生はNGOが起源に

2007年
ミネソタ大学Moorhead校を卒業した創業者のGiwaは、2010年1月、WHO(World Health Organization:Geneve,Swizland)のモントレーミドルベリー国際研究所(Middlebury Institute of International Studies at Monterey)の研究員を歴任。

2011年
Temieはアメリカに戻り、特定非営利活動法人グローバル保健団体(Global Health Corps:NGO,US)の特別研究員に就任した。

2012年8月
ナイジェリアに帰国後、Giwaはナイジェリア国内のNGO団体の職員として働きつつ、Temie- Giwaのペンネームでコラムニスト(What Works:現在は閉鎖)としても活躍した。

参照元
https://en.wikipedia.org/wiki/Temie_Giwa-Tubosun

2012年3月21
ナイジェリアに戻ったGiwaは、勤務の傍ら自ら後のLifeBankの前身となる、非政府組織1パーセント献血啓発財団(One Percent Blood Donation Enlightenment Foundation:NGO,Naigeria)を設立した。NGO設立委員会のメンバーは、Giwa、Iyinoluwa Aboyejiなど。

”1パーセントプロジェクト”と呼ばれる献血の重要性を啓発する活動を始めた。これはナイジェリア人口の1%の人たちから血液の提供することをゴールとした活動である。ナイジェリア人の献血に対する人々の恐れや偏見を克服し、効率的な血液の流通ネットワークを拡大することが彼女の目的であった。

参照元
https://en.wikipedia.org/wiki/Temie_Giwa-Tubosun
https://medium.com/@RevOfNecessity/saving-lives-in-nigeria-lifebank-founder-ceo-temie-giwa-tubosun-133fd8b69275

血液の保管と輸送の課題

2012年

Giwaの設立した1パーセントプロジェクトは、後にLifeBankとなり、ナイジェリア最大の港湾都市Lagosに拠点を置き、輸血に必要な血液の管理と、要請に応じて正しく管理された良い状態の輸血用血液、及び血液製剤を迅速に届ける活動を始めた。

Giwaが国連勤務時、ナイジェリアをはじめとしたアフリカ諸国における、若い妊婦の死亡率の高さに着目し、この問題を解決すべく尽力することとなった。Temie Giwaは、この問題は血液の不足だけではなくアクセスのしやすさの欠如でもあると主張している。彼女はアフリカのライオネス(Lionesses of Africa)にこう語っている。

“問題は、血液の不足だけでなく、必要な血液型を輸血する為のコミュニケーションの欠如、そして時間内に必要な場所に血液を移動させるためのインフラの欠如であり、 これらの問題を解決するためにLifeBankを設立した。”

“The problem is not only a shortage of blood but also a lack of accessibility. “The issue was not just the shortage of blood but also the lack of communication to know who has the blood type you need, and the lack of infrastructure to move the blood to where it is needed on time and in the right condition. I built LifeBank to solve both those problems,” she told African Lionesses.”

設立当初の最大の問題点は、いかにして輸血用血液を低温保存し、迅速に届けるか?というノウハウを構築するかということだった。ラゴス市内の52箇所の血液バンクと提携し、マッピングを行った。医師が血液の型を指定すると、地図上血液の在庫や配送状況を確認できるシステムを構築した。

これらの困難な課題を乗り越えるため、Giwaは、ラゴス技術ハブCCHub(Lagos tech hub CCHub:Lagos,Nigeria)に参加した。ここで出会ったBosun Tijani、Femi Longe、Tunji Elesoなどは、LifeBankを成功させるためのサポートをスタートした。

その結果、少しずつ彼女の活動は実を結び、初年度から4年目で2000個の輸血用血液の配送を達成した。Giwaはこの事業を進める為のビジョンで以下を挙げている。

  1. システムーLifeBankの物流システムは、血液のみならず他の重要な医薬品を届けられる。
  2. 再現性ーLifeBankが機能すれば、Lagos以外の地域に再現性がある。
  3. 持続性ー個人向けだけでなく学校や企業などの法人向けにもサービス提供を行う。

参照元
https://medium.com/@RevOfNecessity/saving-lives-in-nigeria-lifebank-founder-ceo-temie-giwa-tubosun-133fd8b69275
http://www.lionessesofafrica.com/

LifeBankへの注目と、事業拡大

2014年
BBCが選ぶ100 Womanに選出される。

2016年2月12日
米ニューズウィーク誌(Newsweek:USA)がLifeBankの特集記事を掲載。

2016年8月31日
マーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerbarg:Facebook CEO)はLifeBankを訪れ、その活動を賞賛。支援を申し出た。

“世界中の人がLifeBankのようなものを作ることが出来れば、世界はより良い場所になるでしょう”
“LifeBankは存在する必要がある。 彼女はラゴスだけでなくナイジェリアだけでなく世界中の国々に影響を与えるであろうモデルを示すでしょう”

“If everyone had the opportunity to build something like this, then the world would be a better place… “
“people around the world are trying to build stuff like that. If she actually pulls it off, then she’d show a model that will impact not just Lagos, not just Nigeria, but countries all around the world.”

2016年11月9日
The Cable(The Cable Lifstyle:Online Newspaper,Nigeria)に特集される。

2016年
TED(TED:TEDxEustonSalon,London)において講演。

2017年5月2日
アフリカで開催された世界経済フォーラム(World Economic Forum on Africa)において、アフリカにおける最も革新的な女性(World Economic Forum selects Africa’s breakthrough female innovators of 2017)として表彰された。

2017年8月29日
BBCニュースが特集番組を製作。

2017年9月15日
The Guardian誌(TheGuardian:Newspaper,England)が特集記事を掲載
CNNがLifeBankを取材、Giwaをインタビューし、注目を浴びる。

2018年
LifeBank の登録献血者は5,800 人を超え、7,800 リットル以上の血液を集め、それを 300 以上の病院に届け、3,600人を救命。

2019年
既に多くの命を救い、その活動はナイジェリアのみならず、アフリカ各国に拡大しつつある。LifeBankは、Lagos市内であれば連絡から45分以内に全ての病院に血液を提供できる。た。現在、ナイジェリア国内の投資関連会社と連携して、更なる出資金を募りながら、事業拡大に向けての支援を呼びかけている。

実績(2019年現在)
・輸血血液及び血液製剤、重要医薬品のデリバリー数:15,170
・サービスを提供した病院数:811
・輸血用血液また血液製剤用血液の提供ドナー数:5,360
・LifeBankが提供する血液等で救われた患者数:4,414

参照元
https://www.bbc.com/news/world-48623037
https://www.newsweek.com/lifebank-nigeria-temie-giwa-tubosun-blood-donation-525882
https://lifebank.ng/#news
https://youtu.be/r1X59UuiMeY
https://www.weforum.org/agenda/2017/05/world-economic-forum-awards-africas-breakthrough-female-tech-entrepreneurs/
https://www.ted.com/talks/temie_giwa_tubosun_the_value_of_a_human_life
https://lifestyle.thecable.ng/lifebank-solving-problem-blood-scarcity-one-hospital-time/
https://www.bbc.com/news/av/magazine-41054577/nigeria-s-digital-blood-bank
https://www.theguardian.com/global-development-professionals-network/2017/sep/15/low-blood-pressure-tackling-the-donation-shortfall-in-nigeria
https://www.cnn.com/videos/world/2016/11/09/african-start-up-life-bank.cnn
https://lifebank.ng/

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