『Opay』フィンテックと交通アプリでユーザー数拡大中!中国資本のデジタル決済スタートアップ

OPayは、ノルウェーのブラウザ会社Operaによって設立された。ナイジェリアを中心にモバイルペイメントを行うスタートアップである。


サービス概要

Opayはナイジェリア国内の交通・食料品・レストランなど、日常生活の様々な場所でデジタル決済を行なっている。

また送金、請求書の発行、残高確認、履歴などが全てアプリケーション上で行うことができる。

Opayホームページより

最近は決済だけでなく、バイク配車サービスORideやフードデリバリーのOFoodなどのサービスも行なっている。

ORideホームページより

企業基本情報


創設者情報

設立者:Jon Stephenson von Tetzchner・Geir Ivarsoy(母体会社Opera
共同設立)
出身:アイスランド・ノルウェー
学歴:オスロ大学卒業・不明
年齢:52歳(2019年時点)・48歳(2016年逝去)

現在のCEO

最高経営責任者:Yahui Zhou
出身:中国
学歴:清華大学
年齢:42歳



会社概要

企業価値:不明
サービス提供国:ナイジェリア
従業員数:201-500名
ホームページ:https://operapay.com/
推定資金調達額合計:54億円以上

事業沿革

1995.6 Opayの母体となるソフトウェア開発企業であるOpera softwareが設立される
2016 現在のOpera CEOのYahui Zhouが率いる中国の投資家のコンソーシアムによって、6億ドルで買収される
2018 Opera softwareはインターネット検索エンジンの人気によってOPayを設立。
Operaはアフリカ内において過去4年間、ウェブブラウザ第2位を獲得している(1位はChrome)
2019 
ナイジェリアの中央銀行によってモバイル決済サービスを提供する銀行以外(電話会社含む)の制限されていた能力の多くを緩和。これにより携帯電話事業者がモバイルマネー商品を提供できるようになる。4万人のアクティブエージェントと1日の取引量で500万ドルまで拡大。
2019  
Sequoia China、IDG Capital、Source Code Capitalをはじめとする様々な投資家から5000万ドルの資金を調達。
現在は主に、ナイジェリアでデジタルファイナンス事業を行っている。つい先日、オートバイの乗り継ぎ用アプリORideおよびOFoodをローンチ

※参照元

https://techcrunch.com/2019/07/09/opera-founded-starup-opay-raises-50m-for-mobile-finance-in-nigeria/amp/?__twitter_impression=true

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%9A%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2

設立までの背景

1995年8月30日にJon Stephenson von Tetzchner(ヨン・フォン・テッツナー)とGeir Ivarsoy(ゲイル・イヴァルセイ)によってOPay母体のOperaがノルウェーで設立。

以後20年以上に渡り、ウェブブラウザの開発と企業へのブラウザ提供を事業内容として行ってきた。

Operaがアフリカ各地で使用されているのは、サムスンと提携したことがきっかけだ。アフリカでは主流のサムスンのスマートフォンには、Operaのプラウザが予めインストールされている。

サムスンもかつては自社のブラウザを持っていたが、とても遅く、通信環境が不安定なアフリカのニーズを満たさなかった。

結局人々はOperaを使う様になった。現在はアフリカのほぼすべての国ですでにOperaが存在している(サムスンが普及しているため)。

(※注記1)中国のアンチウイルスソフトウェアを制作するIT企業、奇虎360が中心の投資会社

引用:
https://www.quora.com/Why-do-so-many-people-in-Africa-use-Opera-the-web-browser



CBN(ナイジェリア中央銀行)による制限緩和

Opayの成長についてはYahui ZhouがOpera software 最高経営責任者に就任後、中国から伝わるアフリカでのテクノロジーに大きな影響を受けている。

また、ナイジェリアは他のトレンドと並行して、それまでアフリカ各国のデジタル決済リーダーとしてトップを走っていたケニアを超えてアフリカNo.1の座にシフトする可能性を秘めている。

何年もの間ケニアは、サファリコムのM-Pesaのようなモバイルマネー製品の急速な普及により、ナイジェリアをP2P(個人間送金)デジタル支払い額およびデジタル金融において凌いできた。

しかし、M-pesaも2017年にナイジェリア進出したものの、2017年の時点まではアクティブユーザーを増やすことに苦労していた。

それにはナイジェリアの中央銀行がモバイル決済サービスを提供する銀行以外(電話会社を含む)の能力を制限していることに一部起因している。

2019年初め、ナイジェリア中央銀行(CBN)がこれらの制限の多くを緩和したことにより、ナイジェリア最大の電話ネットワークを持つMTNナイジェリアコミュニケーションズのような携帯電話事業者がモバイルマネー商品を提供できるようになった。

これにより、Opayを含めたナイジェリアのペイメントベンチャーへの投資が徐々に増加していることからサービスの拡大に繋がったとされている。

引用:
https://techpoint.africa/2017/06/16/mpesa-nigeria/
https://operapay.com/about-us





今後の展開

前述の様に、フィンテックのスタートアップの競合は激しさを増している。

ナイジェリアの大手デジタル決済会社であり、Opayの競合でもあるPaga(※注記3)は、2018年に1000万ドルを調達して顧客基盤をさらに拡大し、現在では1,300万人のユーザーを抱えている。

一方でOPayも5000万ドルの増資を行った。その一部を使い、オートバイの乗り継ぎ用アプリORideおよびレストラン宅配のOFoodをローンチした。

これらのモビリティサービスとデジタル決済は親和性が非常に高い。インドネシアなどの国ではGojekGrabなどのデカコーンが、物流とデジタル決済を先導しており、そのモデルがアフリカにも持ち込まれている。

これらの一連のサービスもまた、物流やフィンテックのスタートアップと競合してゆくだろう。

またアフリカの最大のマルチサービスインターネット会社、e-commerce unicorn Jumia.との間の競争も近いうちに訪れるかもしれない。

(※注記3)Pageとは
Pagaは2009年に設立されたモバイル決済会社でOPayの競合

※参照元
https://operapay.com/


https://jp.linkedin.com/company/opay?trk=similar-companies_org_title

https://paga.frontify.com/d/WHnRJgG6NZvL/paga-media-kit#/company/about-us

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