『Carisoko』オンライン中古車販売を伸ばすオーストラリア発スタートアップ

Carisoko.comは、アフリカのルワンダでサービスを展開しているオンライン中古車販売プラットフォームだ。運営企業はオーストラリア発のスタートアップ「AfriCarGroup」である。

サービス概要

ルワンダのオンライン中古車販売プラットフォームであるCarisoko.comを運営するAfriCarGroupは、他にも世界90ヵ国以上110ものウェブサイト(プラットフォーム)を運営している。(2019年5月時点)

ルワンダを含めたアフリカ諸国では人口が爆発的に増え続けており、それに伴って車の需要も伸びている。

中古車の流通量も年々増えてきており、需要も伸びてはいるが、現地中古車ディーラーは販売金額が高額であるのに状態が良くなかったり、状態が悪いことを隠して車を販売するところも多いという。

そんな背景もあり、中古車を安全にかつ状態もしっかり事前に確認できるCarisoko.comのサービスは、ルワンダで非常に評判が良い。

また、車を売る側である個人やディーラーは、掲載料と販売手数料を無料でサービスを利用できるのが大きな特徴だ。

企業基本情報

起業家情報

代表:Axel Peyriere, Mathieu Fructueux, Steve Nkashama(共同創業者)
出身:オーストラリア、フランス、コンゴ
学歴:不明
生年月日または年齢:不明

会社概要

企業価値:不明
サービス提供国:アフリカ
従業員数:101-250名
ホームページ:https://www.carisoko.com
推定資金調達額合計:不明(非公開)

事業沿革

  • 2016年6月 創業
  • 2016年6月 非公開のシードラウンドにてオーストラリアと欧州それぞれのエンジェル投資家より資金を調達。
  • 2016年6月 アフリカ大陸12ヵ国でサービス提供開始
  • 2016年8月 アフリカ大陸24ヵ国でサービス提供開始
  • 2016年10月 非公開のシードラウンドにてオーストラリアと欧州それぞれのエンジェル投資家より資金を調達。
  • 2017年4月 既存アフリカ大陸8ヵ国でモバイルアプリサービスの提供開始

市場背景

世界からアフリカ地域を中心とする新興国への中古車輸出は増え続けている。その理由は、サービス概要欄でも少し触れたが、人口の爆発的な増加だ。

2010年時点ではアフリカ全体で10.2億人だった人口が、2030年時点で中国の人口を追い抜き、さらには2050年には21.9億人まで増加するとみられている。伸び率で見ると、40年間で2倍以上だ、

人口の増加は経済成長に大きな影響を与える。アフリカ全体、そしてCarisoko.comがサービスを展開するルワンダも例外ではない。

そして経済成長に伴い、人々の生活必需品や車への需要は高まる。しかしアフリカ現地にはまだ世界の自動車メーカーの工場や新車ディーラーもほとんど無いのが現状だ。

そうした背景から、アフリカ全体では中古車のニーズが急激に高まっている。現地では多くの日本車も流通しており、実際にCarisoko.com上で売買されているTOP10メーカーと車種を見ると、日本メーカー車の名前ばかりだ。

また、Carisoko.comのようなオンライン中古車販売のプラットフォームが普及した背景として、インターネット普及率の増加も大きく影響している。

また、対人口のインターネット普及率はアフリカはいまだに最下位であるため、今後の伸び代もまだまだある。

さらに、こちらもサービス概要で少し説明したが、中古車の流通量が増えてきており需要も伸びているが、現地中古車ディーラーは販売金額が高額であるのに状態が良くなかったり、状態が悪いことを隠して車を販売するところも多い。

そんな市場環境もあり、中古車を安全にかつ状態もしっかり事前に確認できるCarisoko.comのサービスは、ルワンダで受け入れられた。

このような背景から、オンライン+中古車販売というプラットフォームビジネスは、市場の成長とともに伸びていると言えるのと、それと同時にCarisoko.comの競合となる会社が現れていて、市場環境は薄利多売へと向かっているのも事実だ。

サービス詳細

Carisoko.comを運営するAfriCarGroupは、他にも世界90ヵ国以上110ものウェブサイト(プラットフォーム)を運営していると説明した。(2019年5月時点)アフリカ大陸内だけで見ると、40ヵ国に展開している。

Carisoko.comでは車、バイク、トラックの中古車販売をメインとしている。デスクトップ版とモバイルアプリ版の両方がある。

※Carisokoホームページより引用

購入希望者は、販売主にまずは車を見せてもらう。車を安全な場所まで持ってきてもらうことも可能で、この時点で一切費用は発生しない。

ここで、車の状態等を事前にしっかり自分の目でも確認ができる。また、それを踏まえて値段の交渉もできるようになっている。

さらにCarisoko.comの大きな特徴としては、掲載料と販売手数料が無料ということだ。

車を売りたい個人やディーラーにとってこれは大きなメリットであり、簡単に無料で売りたい車を掲載し販売することができる。

これにより、プラットフォーム上の中古車登録台数は伸び続けている。

登録台数が増えれば増えるほど、競合する販売主も必然的に増えてくる。そのため車を売る難易度は高くなり、今度はより多くの人に見てもらうためにプラットフォーム上での上位表示やオプション表示が必要になってくる。

Carisoko.comは、そういったニーズがある販売主への広告サービスを提供することでマネタイズを可能にしている。

また、Carisoko.comのように中古車販売のみに特化しているところも非常に少ない。また、大量に中古車を仕入れて売るような薄利多売で成功している競合もいるが、Carisoko.comは中古車販売のプラットフォームであり、主な収益は販売や仲介手数料などではなく、広告から生まれている。

また、競合との違いや差別化できるポイントについても、登録車台数はもちろん、AfriCarGroupはローカルの現地社員を採用してチームを構築しており、しっかりローカライズされた現地の顧客ニーズに合った車種の取り扱いや販売方法を可能にし、ビジネスを展開できている。

ローカルのECサイトも含む、中古車販売プラットフォームの競合のほとんどは、こういった仕組みを導入しておらず、車も海外から中古車を輸入してそのまま販売するという事業で展開しており、現地の顧客のニーズに合った車や販売方法を提供できていない。

AfriCarGroupは今後事業を拡大し市場での中古車取り扱い台数を増やして、競争力とサービスの付加価値をさらに向上させたい考えだ。

アフリカ大陸全体に、中古車販売の巨大なネットワークを構築することを目指している。中古車販売市場自体は人口増加と経済発展とともに伸び続けているため、彼らのビジネスが同時に伸びていくことはほぼ間違いないかと思われる。

※参考URL:
https://www.carisoko.com/en
https://www.carisoko.com/en/p/about-us
http://www.automartafrica.com/detail-news.php?NEWS_ID=304&PAGE_ID=7
https://www.crunchbase.com/organization/africar-group#section-overview
https://www.linkedin.com/company/africar-group/people/
https://af-tech.jp/used-car-market/
https://www.cardealpage.co.jp/seminar/archives/39
https://startup.info/africargroup/

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