『Vula Telematix』IoTに関連するネットワークを提供

Vula Telematixは南アフリカのスタートアップ企業である。Vula Telematixは南アフリカにおけるIoTネットワークを独占的に提供している。

国内の5200万人にサービスを提供するために、Ingenuという会社の「RPMA(Random Phase Multiple Access)」という通信方式のワイヤレスネットワークのライセンスを取得し、全国的なネットワークを構築している。

なお、Vula Telematixは*Vula Investmentsという投資会社の完全子会社である。

サービス概要

Vula Telematixは業務上の問題を解消(業務の最適化、コスト削減など)するためのネットワークを提供する会社である。IoT向けのコンピューターネットワークの構築、またその利用環境のを整備・維持するためのシステムの設計や開発を行っている。

IoTネットワークを構築・提供するためにVula Telematixが使用しているRPMA(Random Phase Multiple Access)という通信方式はアメリカにのIngenu社が開発したものである。

もともとはエネルギー会社をターゲットとし、プライベートなネットワークが提供されてきたが、公共のマシンネットワーク向けのサービスの提供が2016年に始まった。

Vula Telematixは南アフリカにおけるIoTの導入を推進するためにこのRPMAを利用している。具体的に展開している分野は、公共料金の検針の自動化、公共照明(街灯など)の監視及び管理、資産管理、農業の自動化等である。

企業基本情報

起業家情報

代表:Agnet Max Makgoale
出身:南アフリカ
学歴:Cape peninsula University of Technology卒
生年月日または年齢:不明

会社概要

企業価値:不明
サービス提供国:南アフリカ
従業員数:不明
ホームページ:http://www.vulatelematix.co.za/
推定資金調達額合計:不明

事業沿革

  • 2016年Vula Investmentsの傘下に Vula Telematix設立 南アフリカ国内でサービスを開始。

*Vula Investmentsとは1994年に設立された南アフリカの投資会社である。情報通信技術分野における黒人参加を促し、その後再生可能エネルギー産業へも進出した。確立された業界関係者と戦略的なパートナーシップを構築することを、成長戦略の重要な側面としている。(Vula Investmentsのホームページ https://www.vula.co.za/

市場背景

南アフリカにおけるインターネット普及率は2010年以降に加速し、2017年には55%を超えた。こうした中、南アフリカ政府もテクノロジーの活用促進に取り組んでおり、主要都市の「スマートシティ化」を進めている。

スマートシティとはデジタルテクノロジーを利用してスマート化された政府、市民、医療、エナジー、テクノロジー、インフラストラクチャー、ビルディング、モビリティが構成要素として定義づけられている。

その中でも機械同士をインターネットで今後繋ぐIoTの技術は特にスマートエナジー(IoTを活用してエネルギーの需要と供給を効率よく行う)やビルディング(エネルギー効率の最大化のためにIoTを使って管理をする)などで重要視されている。

IoTの市場規模は2030年までに世界で404.4兆円に到達すると予想されている。これに伴い、家電、製造、物流、ヘルスケア、小売などの各分野におけるIoTに対応したデバイスが急速に採用されることが見込まれている。

インターネットの発達とともに、IoTサービスへの世界的な需要が高まっており、南アフリカでも同様である。

サービス詳細

Vula TelematixはIoTネットワークを構築・提供することで機械同士を繋げ、ビジネスがスムーズに進むことに貢献している。

このネットワークソリューションサービスは「サービス概要」に記載した通り、幅広い分野に提供されているが、もう少し詳細に下記に記載する。

※Vula Telematixホームページより引用

  • ガス、電気、水などの検針の自動化及び、利用世帯の情報管理
  • 街灯の作動等の管理、適切な時間に点灯・消灯をすることで光熱費の削減が期待できる。また、街灯そのものの維持管理。
  • 資産及び投資情報などを適切に管理し、資産の管理を計画的に実行する
  • 土壌や水分に関するデータを収集、分析し、その情報を収穫量や家畜の生育に役立てる

CEOのMax Makgoale氏によると、Vula TelematixはこのIoT向けネットワークで南アフリカ全体をカバーすることを目指しており、既にダーバン、ケープタウン、ヨハネスブルグ、ツワネなど南アフリカの4つの主要都市をカバーしている。

また、国内のアプリケーションを開発者がこのネットワークに接続するアプリケーションを開発できるよう支援も行っている。

実際にWitwatersrand大学(南アフリカの名門大学)のソフトウェアエンジニアリングセンターなどと協力し、大学の優れた人材にこの機会を与えるよう動いている。

上記に記載した通りこのサービスにはアメリカのingenu社が開発したRPMA(Random Phase Multiple Access)という通信方式が使用されている。

RPMAについては下記YouTube動画でも説明されているが、マシンネットワーク用ßにゼロから設計された最初のワイヤレスネットワークである。

1つのアクセスポイントで非常に広範囲のエリアをカバーすることができ、消費電力がとても少ないことが特徴である。また、安全なデータ送信機能を搭載している。

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