『WhereIsMyTransport』新興国の公共交通のビックデータを提供

WhereIsMyTransportは新興国における持続可能な公共交通を構築するためのビックデータプラットフォームを提供しているスタートアップである。

本社はロンドン(イギリス)、ケープタウン(南アフリカ共和国)に研究・開発及び運用チーム、アフリカやインド、ラテンアメリカに事業開発拠点がある。

サービス概要

新興国の30以上の主要都市の公共交通に関わる様々なデータ(公共交通機関の運賃、頻度、移動時間など)を幅広く提供している。

また、行政や企業からの要望に応じて上記データを活用して意思決定に必要な情報などを提供する。

企業基本情報

起業家情報

代表:①Chris King, ②Dave New, ③Devin Vries
出身:①~③南アフリカ共和国
学歴:①ケープ・タウン大学卒(南アフリカ共和国)、②南アフリカ大学卒/ケープ・タウン大学卒(南アフリカ共和国)、③ケープ・タウン大学卒(南アフリカ共和国)

会社概要

サービス提供国:南アフリカ共和国、アルジェリア、モロッコ、ボツワナ、カメルーン、エジプト、ケニア、モザンビーク、ルワンダ、タンザニア、ウガンダ、インド、メキシコ、ベトナム等
従業員数:11名~50名
ホームページ:https://www.whereismytransport.com/
推定資金調達額合計:約580万ドル(約6億2,600万円)

事業沿革

  • 2008年:創業。
  • 2013年10月:サービス開始。
  • 2015年3月:アプリでのサービスの提供開始
  • 2015年9月:エンジェルラウンドでHorizen Ventures及び個人投資家から約60k USD(約6,470万円)を調達。
  • 2016年8月:シードラウンドでGoodwell Investmentsが主導したグループ(4社)から約1.2M USD(約1億2,950万円)を調達。
  • 2017年6月:シードラウンドでGlobal Innovation Fundが主導したグループ(3社)から約1.2M USD(約1億2,950万円)を調達。
  • 2019年1月:シリーズAでLiil Venturesが主導するグループ(2社)から約1.9M USD(約2億500万円)を調達。

※参照元:
https://bit.ly/35oef8O

設立までの背景

創業者でCEOのDevin Vriesはアフリカ等の新興国では公共交通機関の効率低下が長年にわたって見過ごされて大きな社会問題になっていると感じていた。

新興国では数億人の人々が公共交通機関の効率低下により、生活やビジネスにマイナスの影響を受けており、上記のような問題を解決したいと思い同社を設立した。

創業者の背景

Chris King:2007年にケープ・タウン大学を卒業後、南アフリカ共和国の電子決済サービス企業(eCentric Switch)に入社。

ソフトウエアエンジニアとして企業向けのシステム開発に従事。同社に9カ月勤務後、WhereIsMyTransportに参画。エンジニアとしてシステム開発などに従事。その後、社内の要職を経て現在は創業者兼プロダクトマネージャーを務める。

Dave New:2009年にケープ・タウン大学を卒業後、エンジニアとしていくつかのIT企業に勤務。2013年にシニアエンジニアとしてWhereIsMyTransportに入社し、システム開発チームの立ち上げ・運営に従事。現在は共同創業者兼プリンシパルエンジニアを務めている。

Devin Vries:2007年にケープ・タウン大学を卒業後、WhereIsMyTransportを創業し、CEOに就任。現在はロンドンを拠点に生活している。

市場背景

アフリカでは、数億人の人たちが公共交通機関の効率低下により、生活やビジネスにマイナスの影響を受けている。

WhereIsMyTransportは世界中の30以上の都市て公共交通の様々なデータを収集し、効率的な公共交通の管理・運営に必要な情報・サービスを行政や利用者に提供し、効率的な公共交通機関の管理・運営ができるようにサポートしている。

※参照元:
https://www.itweb.co.za/content/wbrpO7gPabeMDLZn

サービス詳細

利用方法:個人で同社のサービスを利用したい場合は、ApplのApp storeやAndroid しstoreで提供されている同社のアプリをダウンロードし、アプリを利用して公共交通に関わるデータの確認や旅程確認などのサービスを利用できる。

利用料金:アプリは無料でダウンロード、利用可能。

※参照元:
https://www.whereismytransport.com/
https://play.google.com/store/apps/developer?id=WhereIsMyTransport&hl=en_US
https://apps.apple.com/jp/developer/whereismytransport-pty-ltd/id898550024

競合について

Google Map、Apple Map:Google社やApple社の端末の利用者に無料で提供されている地図アプリ/サービス。乗り換えや3Dマップ等のサービスも提供している。

Garmin社(GPS/GNSS機器メーカー):GPS/GNSS機器メーカーであるGarmin社が提供する地図サービス。各国・地域の地図はGarmin社のWebサイトで購入し、ダウンロードする必要がある。

競合に対する戦略・戦い方

Whereismytransportはサービス提供地域を新興国の特定の都市に限定し、サービスを提供している都市で公共交通に関する様々なデータを随時入手し、入手したデータを元に独自の公共交通機関情報を提供している。

同社のサービスでは最新状況が随時アップデートされるので他のサービスと比べると情報の鮮度が非常に高く、利用者は状況に合わせた最適な情報を得る事が出来る。

GoogleやApple、Garmin社のサービスでは新興国のマップは最新の情報に更新されていない場合が多い。Whereismytransportはサービス提供地域を新興国の特定の都市に集中しているため、マップや公共交通機関の情報の更新頻度が高く、他のサービスよりも最新の状況を反映したサービスを受ける事が出来る。

今後の展開

同社はシリーズAで調達した資金を活用し、インドや東南アジア、ラテンアメリカでのサービスを開始・拡大する予定。

※参照元:
https://techpoint.africa/2019/01/14/whereismytransport-series-a/

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