『アイ・ティ・イー(株)』保冷剤を通してコールドチェーンの課題を解決

アイ・ティ・イー(株)は、コールドチェーンにおける様々なプロダクトを開発している。インド人が起業した日本のスタートアップである。

サービス概要

新しいテクノロジーの保冷剤(アイスバッテリー®, IceBattery®)を通じて、世界のCO2排出量の増大に伴う地球温暖化対策に貢献している。

従来の保冷剤では一定の温度を保つのが難しかったが、アイスバッテリー®は長時間定温を保ち、温度管理が容易となる。

アイスバッテリー®は、既に日本で100社以上に導入されており、今後はインドでの展開が期待されている。

現在は、インド国営鉄道貨物最大手(CONCOR)と共に、インドのコールドチェーンの課題解決のため、定温での貨物輸送サービス「アイスバッテリーエクスプレス」の実現を目指している。

参考URL:
TBSテレビ:がっちりマンデー(2020年2月2日放送)
https://note.com/gacchiri/n/n7c0fb7d86b92
日本経済新聞電子版:マイナス20度でワクチン輸送可能、ITEの保冷ボックス (2021年1月14日掲載)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ13BSE0T10C21A1000000

企業基本情報

起業家情報

代表:Pankaj Garg
出身:インド、在日30年
学歴:インド国立大学でコンピュータサイエンスを専攻、アメリカ・フォックスビジネススクールにてMBAを取得
年齢:53歳(参照先:がっちりマンデー放映2020年2月は52歳であったため)
経歴:半導体分野で特許を複数保有
1988年に神戸製鋼にてソフトウェア・エンジニアリング開発に携わったのを皮切りに、安川電機、シーラスロジックを経て、1999年、インテルに入社。
インテルではモバイルテクノロジービジネス、グラフィック製品ビジネスへ参画。
2007年、VIASPACE(株)(NASAより独立、NASA製品を扱う)取締役事業開発戦略に従事したのち、2007年8月にアイ・ティ・イー(株)を創業。

会社概要

会社名:アイ・ティ・イー株式会社(英語名:Innovation thru Energy Co.Ltd.)
住所:東京都千代田区丸の内1-5-1新丸の内ビルディング10F
企業価値:非公開(非上場)
対象マーケット:コールドチェーン物流、スポーツ関連や労働環境向上マーケットなど
サービス提供国:日本、インド
従業員数:8人(2020年2月)(参照先:がっちりマンデー)
ホームページ:www.icebattery.jp
推定資金調達額合計:不明

事業沿革

  • 2007年8月2日:アイ・ティ・イー株式会社を設立。
    高性能保冷剤「アイスバッテリー®」を発売。
  • 2018年6月:モリト(株)との共同開発により、「アイスバッテリー®」を使用した、暑さ対策商品「アイスバッテリー®クールジャケット」を発売。40度の外気温で25〜28度の一定温度を4時間保持させることが可能。
  • 2019年10月:インド国営鉄道貨物最大手の国営Container Corporation of India Limited (以下「CONCOR」)と、アイスバッテリーシステムについて、パートナー契約を締結。
  • 2020年4月:松浦工業(株)との共同開発により、「アイスバッテリー®fresh」を発売。家庭冷凍庫で一晩凍らせ、手のひらを約70分間15℃前後で保つことができる保冷パック。熱中症予防やスポーツ時のアイシング等に役立つ。
  • 2021年1月:新型コロナウイルス感染症のワクチンの定温保管輸送するための温度帯(-20℃前後)に対して、「アイスバッテリー®」が温度管理可能であることを発表。

市場背景

経済産業省の平成29年度の委託調査によると、インドでは温度管理が必要な製品において、インフラ等の不整備により、約37%が品質を維持できずに廃棄せざるを得なくなっている。

またインドは近年、GDP成長率7-8%の経済成長を続けており、これ伴って、貨物輸送量も前年比15%で増大を続けていることから、既存のインフラでは輸送量にも対応しきれなくなっている。

このため、インド政府は貨物専用鉄道の整備を進めており、アイ・ティ・イーでは、インド国営鉄道貨物最大手(CONCOR)と手を組み、インドの高い廃棄率や流通量の増加などへの課題を解決することを目標として事業を進めている。

サービス詳細

アイスバッテリー®の特徴

  • 温度保持に電源を必要としないエコに配慮した保冷剤システム
  • 一定温度を長時間保持
  • 繰り返し使える(約2,200回)
  • 7つの温度帯によって製品が色分けされているため、温度設定の間違いを防止が容易
  • 温度タイプ:-20度、-15度、-2度、2度、5度、15度

(参照先:https://www.icebattery.jp/ja/product-scalibility/

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