『Alodokter』医療サービス・情報をオンラインで提供、毎月200万人が利用

Alodoker社は、デジタルプラットフォームで健康や医療情報を提供するインドネシアの主要企業で、毎月200万人以上のユーザーがこのプラットフォームを利用している。

サービス概要

2014年にNathanael Faiblis と Suci Arumsari(Photo参照)が設立。同社は2万人の医師と病院、クリニック1000ヶ所と結んだネットワークと提携している。

遠隔治療、診療予約、医療データの管理や健康保険サービスを一貫したデジタルプラットフォームで患者に提供している。

企業基本情報

起業家情報

創業者CEO:Nathanael Faibis
出身地:フランス
学歴:ESSEC Business School(2009年卒)
生年月日:不明

Nathanael FaibisがAlodokterを設立するきっかけ

ESSEC卒業後、ドイツのベンチャーキャピタル、Rocket Internet がベトナムに立ち上げた eコマースLazadaに参加、その後インドネシアの設立にもかかわった。その後、医薬品市場調査を専門にするSanisphere社を統合しながら医療分野にかかわるようになった。この経験から、東南アジアでのオンライン医療サービスの必要性を実感した。

※参照元:
https://lepetitjournal.com/jakarta/communaute/alodokter-la-startup-prometteuse-du-francais-nathanael-faibis-164270

会社概要

サービス提供国:インドネシア
従業員数:201~500人
ホームページ:http://www.alodokter.com
推定資金調達額合計:$45.1M

事業沿革

  • 2014年   創立
  • 2015年3月 チャット型遠隔診療のサービス開始、前年比で毎月の利用者数が100万人から800万人に増加
  • 2015年4月 Jeffrey Payne(Golden Gate Venturesの共同創業者)が同社役員に就任、Daniel Stan (Lazada Indonesiaの 前社長)が海外への事業拡大のために参加
  • 2016年8月 $2.5M をGolden Gate Ventures から シリーズAラウンドで資金調達、さらに500startups とシンガポールの起業家Lim Dershingが参画
  • 2017年 $9MをSoftbank Venture Korea, Golden Gate VenturesからシリーズB ランドとして資金調達
  • 2019年10月 $33Mをインドネシア保険会社 Sequis LIfe からシリーズCラウンドとして資金調達、Philips, Heritas Capital, Hera Capital, Dayli Partnersそして他が参画。引き続きSoftbank Ventures Asia and Golden Gate Ventures もこのラウンドに参加している。

市場背景

インドネシアは、世界第4位の人口2億3,000万人を超える規模で、1万3000を超える大小の島により構成されている。医療機関は首都のジャカルタに集中するが、交通機関の混雑が日常的なのでジャカルタでさえも医療機関へ通うのが簡単ではない。さらに地方や島々に住む人たちへの医療システムの充実が課題だった。

Alodokterの共同創立者のSuci Arumsariは、インドネシアでAlodokterが必要だったことについて次のように説明している。

”正確な医療情報や信頼できる医師を見つけること、また医療費の問題を解決することは、インドネシア中の家族にとって何より必要なことです。私は、2人の子どもの母親で医学的知識はあまりない、Alodokterの典型的なユーザーです。家族の健康管理については、Alodokterが私の人生を変えました。私たちは、すべてのインドネシアの家族の守護神になりたいと願っています”

“Finding the right medical information, the right doctor and the right financial solution can be overwhelming for families all over Indonesia. I am the typical user of Alodokter as a mother of two young kids, but limited medical knowledge. Alodokter changed my life when it comes to managing my family’s health. We want to be the guardian angel of all Indonesian families.”

※引用元:https://www.mobihealthnews.com/news/asia-pacific/indonesia-s-healthcare-superapp-alodokter-raises-33m-series-c-funding

サービス詳細

チャット型の遠隔診療

“Chat Bersama Dokter”というAIを導入したチャットアプリを開発、患者はこのチャットで一般医や専門医から医師を選び症状についての診療を受けることができるサービスである。このサービスを始めてから、毎月25万人以上の人たちが、このチャット経由で約350人の医師たちに医療相談をしているが、その内容は項目ごとに医療記録としてデータベースにしたのち、担当医師が管理している。(1)

病院予約

Alodokterには500の医療機関に2万人の医師が登録している。もし患者が医師と直接会って医療相談をしたい場合には予約代行サービスをおこなっている。

保険会社との提携

インドネシアでは民間の健康保険に対する普及率が2%にも満たない(隣国マレーシアの10倍以下)ことにから、Alodokterはこの分野に大きなチャンスがあると考え、健康保険サービスの拡大を計った。AXA保険会社と提携、ユーザーが医療保険に加入すれば、安い保険料で高額な医療費をカバーできるシステムを作った。

調剤薬局チェーンとの提携

Alodokterは、調剤薬局チェーン展開するCenturyと業務提携したので、地方や島々に暮らす患者は近所で薬を購入したり、配達を依頼できるようになった

医療メディア

  • 疾病、薬品、福祉や家族に関するヘルスケアのウェブサイトを設置、ユーザーが参照できるように患者と医師とのQ&Aを公開している。
  • “Artikel dan Video” を使って、病気予防のための正確な情報をビデオ映像で提供している
  • 患者の医療記録を管理するデーターベースを構築している

参考:
500stratups :世界でもっとも有能な起業家をみつけ、支援することを目的としたベンチャーキャピタル企業、https://500.co/press/

※参照元:
(1)https://e27.co/indonesia-alodokter-raises-usd9mn-softbank-golden-gate-fenghe-20171109/
(3)https://dailysocial.id/post/alodokter-in-the-effort-to-become-all-in-one-health-solution
(4)https://www.reuters.com/brandfeatures/venture-capital/article?id=20709

※CEO Nathanael Faibis:
https://e27.co/lazada-taught-no-objective-big-alodokter-founder-nathanel-faibis-20171110/
https://lepetitjournal.com/jakarta/communaute/alodokter-la-startup-prometteuse-du-francais-nathanael-faibis-164270

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