OVOはインドネシアのスタートアップである。
サービス概要
OVOは、配車サービスのGrab社のパートナ会社として始動した。
インドネシアでスマホアプリを利用した、電子マネーサービスを展開しているスタートアップ企業である。
OVOのアプリをダウンロード後、ショッピングモールやコンビニで入金し、電子マネーとして利用可能。
店頭でアプリ内のORコードを提示するだけで簡単に支払うことができ、煩わしいお釣りや小銭の管理が不要である。
さらに、OVOを利用したお得な割引サービスやポイントを貯めることもできる。2019年現在、インドネシア300都市で1億人以上に利用されている。
企業基本情報
起業家情報
代表:Jason Thompson
出身:インドネシア
学歴:不明
生年月日または年齢:不明
会社概要
企業価値:不明
サービス提供国:インドネシア
従業員数:不明
ホームページ:https://www.ovo.id
推定資金調達額合計:不明
事業沿革
- 2017年12月、OVOはGrab社(※1)とパートナ会社として始動
- 2019年、OVOがインドネシア5番目のユニコーン企業(※2)に選ばれる
(※注記1)Grab社は、シンガポールを拠点に配車サービスアプリを運営する企業
(※注記2)ユニコーン企業とは、今後大きな利益をもたらす可能性を持つ非上場のベンチャー企業のことを指す
市場背景
OVOのサービス拠点であるインドネシアでは、銀行口座保有率が48.8%であり、国民の半数は口座を持っていない。 比例してクレジットカードの普及率も低いが、スマホ決算の導入は年々増加している。
スマホ決済の市場規模は、5年で5倍に増えており27の企業が参加。スマホ決算の人気が高まる理由は、銀行口座を所持していなくても電子マネーを利用できる点だ。
店頭でチャージすることが可能で、小銭を持ち歩いたり、お釣りをごまかされる心配もなく、各社が展開するキャンペーンによりお得に買い物ができるなどメリットが多い。
2019年7月29日に、ソフトバンクグループがGrab社を通して20億ドルを出資したと発表した。インドネシアのキャッシュレス化やデジタル経済には、世界が注目している。
サービス詳細
アプリをダウンロード
OVOホームページから、専用アプリをダウンロードできる。
古い機種には対応していない場合もあるため、事前確認やダウンロード後の動作確認が必要。
AppleStore:
https://app.appsflyer.com/id1142114207?pid=OVO_Website&c=Website_Install_Button_iOS
Google Play:
https://app.appsflyer.com/ovo.id?pid=OVO_Website&c=Website_Install_Button_Adr
チャージ方法
銀行口座振込、Alfa Mart(コンビニ)入金、OVOカウンターで入金が可能だ。
『TOP UP』とは入金のことを指し、入金後はアプリで残高を確認できる。
キャッシュバックとポイント
OVOで支払うとポイントが貯まり、キャンペーン次第では最大50%のキャッシュバックされることもある。貯まったポイントは買い物の決算時に利用できる。
OVOが使える店舗
OVOが使用できるお店は、リッポーグループ(※3)傘下のショッピングモールが中心だったが、地名度が高まり提携店が増加。2019年7月には、飲食店を含む500,000店舗にOVO利用が拡大されている。
(※注記3)リッポーグループとは、ショッピングモールや通販サイトを持つインドネシアの大手財閥