『ParkEasy』は、アプリで駐車場の空きスペースの事前予約を行えるサービスを運営するマレーシアのスタートアップである。
サービス概要
事前予約を利用できるのは、クアラルンプール近郊のショッピングモールや病院、ホテルなどだ。予約はアプリを使ってどこからでもできるが、1時間以内に駐車場に到着しなければキャンセルされる。
企業基本情報
企業家情報
創業:2014年
創業者:Warren Chan 共同創業者兼CEO
学歴: オーストラリア・メルボルン大学 商学部 学士号取得
出身:マレーシア
経歴:大学卒業後、シティバンクに入社。「シティバンクリワードプラチナカード」を作成。その後、SEA(Social Enterprise Alliance)(※注記1)にシニアアソシエイトとして参加。2014年、ParkEasyのCEOとなる。
(※注記1)マレーシアの社会的企業や社会活動家をまとめる組織
創業者:Eric Tan 共同創業者兼CTO(最高技術責任者)
学歴:マレーシア・トゥンク アブドゥル ラーマン大学(University Tunku Abdul Rahman)
出身:マレーシア
会社情報
サービス提供国:マレーシア・クアラルンプール近郊
本社:マレーシア
従業員数:11-50
ホームページ:https://www.parkeasy.co/
フェイスブック:https://www.facebook.com/ParkInParkEasy/about/?ref=page_internal
事業沿革
- 2014年8月 マレーシアで創業
- 2016年 アプリ利用可能地域を拡大。クアラルンプール近郊(Klang Valley)の多くの場所で利用できるように。
- 2019年 マレーシアのショッピングモール「Sunway Pyramid」に、Shell Malaysia、Sunway group、BMW Malaysiaとパートナーシップを結んで、電気自動車専用の駐車スペースを設置。クアラルンプール近郊の合計20か所に電気自動車用の駐車スペースを確保。
市場背景
共同創業者の一人、Warren Chanは、予約した映画を見るためにモールを訪れた。しかし、どの駐車場も満車。30分経っても駐車スペースを見つけられず、結局この時は映画に遅刻してしまった。
ここから、「駐車場の空きスペースを予約する」というアイデアを思いつき、そのすぐ後に同じイメージを共有する技術者のEric Tanと出会った。
マレーシアは公共交通機関でどこでも行けるわけではなく、移動には車が必須だ。空いている駐車スペースを見つけるため、長時間駐車場を動き回ることに、誰もがストレスを感じていた。
そこで、ParkEasyの「駐車スペースを予約する」というサービスに需要があった。
サービス詳細
「ParkEasy」の使い方
(出典:https://www.parkeasy.co/faq)
- 駐車場の場所を選ぶ
- 駐車スペースを選ぶ
- 「Confirm Reservation」をタップ
- アプリの指示に従って進む
- 到着したら、「Unlock my bay」を選択
- 駐車が完了したら「I’ve parked」をタップ
- 車を発車させるときは「End Session」をタップ
- 車を動かした後に「removed」をタップ
- 駐車スペースの黄色の衝立が上がる
- 金額を確認
その他サービス
「Automatic parking Barier」(自動駐車バリア)の販売
駐車スペースに設置しておくと、その駐車スペースがアプリ上で予約されたときに黄色の障壁が立ち、「No Parking」(予約済み)と表示される。
(出典:https://www.parkeasy.co/products)
「EV Charging Bay Management」
電気自動車専用の駐車スペースを提供。事前予約によって空いている駐車場を探す時間とストレスを削減でき、自動車を充電しながらショッピングなどを楽しめる。
全ての操作が自動化されており、一人でも簡単に利用できる。充電時間は約2時間。クアラルンプール近郊のショッピングモール、アパート、病院、会社などに設置されている。