『e27』東南アジアを中心に5カ国で展開!スタートアップと投資家をニュースメディア

前述
e27はシンガポールのスタートアップである。

サービス概要

2007年に生まれた当社はシンガポールの新興企業を追跡する為のブログに始まり、“e”は起業家(=entrepreneur)を、“27”は起業家の年齢の中央値を表す。

今ではアジアにおける最新の技術革新、新興企業、起業家精神などの話題を網羅する主要ニュースメディアの1つにまで成長した。

スタートアップ同士の交流会やカンファレンスを通して東南アジア地域のスタートアップ活性化に一役買っており、投資家にとっても投資先を探す情報源となっている。

現在、同社はシンガポール、ベトナム、フィリピン、インドネシア、インドに拠点があり、地域から数千人が参加する多数のカンファレンス、投資家の会合等を主催している。

企業基本情報

起業家情報

代表:創業者兼CEO Mohan Belani
出身:シンガポール
学歴:シンガポール国立大学(コンピュータ・エンジニアリング)
年齢:不明

会社概要

企業価値:不明
サービス提供国:シンガポール
従業員数:32名
ホームページ:https://e27.co/
推定資金調達額合計:3.5百万ドル

事業沿革

  • 2007.  e27設立
  • 2013.  数多くの東南アジアのベンチャーキャピタルより61万5千ドルの資金を調達
  • 
2015.  65万ドルを名称不明の投資家より調達

※参照元:
https://www.techcircle.in/2016/07/26/digital-media-firm-e27-raises-2-2-mn-from-techtemple-group-others

https://greatowls.com/interview/mohan-belani/
https://www.mumbrella.asia/2017/08/student-site-leading-asian-tech-publication-e27s-rise-top

設立までの背景

創業者の背景

創業者は1年間のシリコンバレー滞在した経験があり、多くのスタートアップを目の当たりにした。シンガポールに帰国後、彼に起業をするつもりはなくスタートアップ同士が交流するコミュニティを形成することが目標であった。

そこで当時、タイムリーなスタートアップ情報を配信していたe27を企業として立ち上げた。

市場背景

e27の共同設立者であるThaddeus Kohは次のように述べている。

“ほとんどのスタートアップは限られた人材とリソースしか持たない小さなチームで構成されています。”

“Most startups are made up of small teams, with limited manpower and resources,”

そこでシンガポールを拠点に東南アジアのスタートアップを話題に取り上げたりカンファレンスを開催したりするなど、スタートアップ支援を行う事業を行うことによって東南アジア地域のスタートアップ活発化に貢献し、スタートアップと投資家がマッチングすることでWin-Winの関係を築くことができる。

また、Belani氏はシンガポールのみならずAPEC全体でこの事業を構築し、成長させていくためのツールを創っていくビジョンを持っている。

これから成長が期待される新興国をスタートアップおよび投資の活性化によってビジネスの面で盛り上げていくという意図が窺える。

※参照元

https://thebridge.jp/2017/03/e27-officially-launches-ec-connect



サービス詳細

シンガポールをはじめとする東南アジア圏のスタートアップの情報提供を行い、サービスを利用することによってスタートアップ同士の交流やカンファレンス等に参加が可能である。

メディア

e27の出版部門は、資金調達、スタートアップおよび起業家のプロフィール、製品レビュー、リソースおよび起業家精神に関する記事を網羅したコンテンツを作成。

イベント

参加者がビジネス上における障壁を克服するための業界傾向、規則、および実例の共有を行い、知識を向上させることができるように地域全体でイベントを開催している。

エシュロン

年間を通して技術業界の人々が混乱の最前線にあるスタートアップを称え、思想的リーダー達を招集し国境を越えた関係作りを行うためにデジタル・プラットフォーム及び東南アジアで開催されるカンファレンスに集まる。

ベンチャーコン

業界動向、その地域の規定、および障壁の克服のため開催される招待者限定のカンファレンスであり、皆がその地域についての知識を向上させることができるようにすることが狙いである。

ファウンダー・ドリンク

過去に行われていたe27の月例イベントで、起業家や業界の思想的リーダーが飲食を通じての対話を通して業界の洞察力をスタートアップコミュニティと共有していた。

その他コミュニティ・イベント

日々数多くの勉強熱心な技術者が参加可能なイベントがAPAC各地で開催される。

※参照元:

https://e27.co/

https://thebridge.jp/2017/03/e27-officially-launches-ec-connect?utm_source=FeedBurner-Sd+Japan%28Japanese-New%29&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed%3A+SdJapan+%28The+Bridge+%28Japanese%29%29
https://greatowls.com/interview/mohan-belani/

なぜサービスが拡大したのか

先述の通り、スタートアップを記事に取り上げることで投資先を探している投資家の情報源になること、またスタートアップ同士の交流を通して東南アジア圏をメインにスタートアップ活性化へ貢献している。

また、提供している情報の中にスタートアップおよび投資家のプロフィールや製品レビューなども盛り込むことによってスタートアップを積極的かつ詳細に紹介している。
スタートアップは資金調達源である投資家を、そして投資家は詳細なスタートアップ情報を提供するe27を通してより投資先を探しやすくなることが考えられる。

同社の開催するカンファレンスの中にはスタートアップをランク付けすることもあり、実際に同社のネットニュースには、上位にランクインしたスタートアップを取り上げており、それが投資家の目をさらに引くきっかけになっていると考えられる。

東南アジア以外にも中国やモンゴル、インド等も取り上げられており、厳格に東南アジア圏のスタートアップのみということではないと判断できる。

さらに、東南アジア6ヶ国(シンガポール、インドネシア、マレーシア、タイ、フィリピン、ベトナム)に対する投資案件は2013年の200件弱に比べ2017年には約400件と飛躍的に増加した。

このことからも分かるように、スタートアップの活発化に対し投資家も積極的に投資を行っていることから、e27の需要や貢献度は現在進行形で成長していると思われる。

※参照元
:
https://e27.co/
https://www.wantedly.com/companies/e272/about



今後の展開

2018年6月28日~6月30日の期間、同社主催でスタートアップ・カンファレンス“Echelon Asia Summit”が開催され、118のスタートアップが参加した。

冒頭にも記した通り、Belani氏の出身国であるシンガポールのみならず東南アジア、インド、中国のスタートアップも積極的に同社のニュースに取り上げているので、今後は広範囲のアジア諸国でスタートアップ、そしてそこへの投資が注目されていくであろうと思われる。

今後スタートアップに光を当てる動きが顕著になる動きがあり、同社も“EC Connect”と呼ばれるスタートアップと投資家のマッチングプラットフォームを正式ローンチした。

大企業に比べ資金面、人数面共に不利かつ投資を受ける機会も少ないスタートアップにとって同社のサービスは現在も活発なスタートアップ投資の追い風になると考えられる。

※参照元
https://thebridge.jp/2017/06/echelon-asia-summit-2017-day1-wrapup

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