『Shopee』東南アジア、台湾向け巨大ECプラットフォーム。

ShopeeはSeaを親会社とするグループ企業の一つ、東南アジアと台湾でECを行う。

サービス概要

Shopeeは、C2C型およびB2C型ECプラットフォームを提供する。CarousellLazada、Tokopediaなどと競合をしている。

企業基本情報

起業家情報

代表: Forrest L i (Seaグループ)
出身:中国天津に生まれ、現在シンガポールの市民権を有す。
学歴: Shanghai Jiao Tong University Engineering専攻。学士号。
Stanford University MBA取得
年齢:41歳(2019年8月現在)

代表: Chris Feng (Shopee)
出身:シンガポール
学歴:National University of Singapore. Computer Science専攻。学士号。
Stanford University management Science

※参照URL
https://www.forbes.com/profile/forrest-li/#3456369b60b7
https://www.bloomberg.com/news/articles/2019-03-01/a-billionaire-forged-in-free-fire-the-fortnite-of-singapore
https://www.facebook.com/chris.fengfeng
https://www.crunchbase.com/person/chris-feng-5599

会社概要

企業価値: 推定100億米ドル
サービス提供国:シンガポール、マレーシア、タイ、台湾、インドネシア、ベトナム、フィリピン
従業員数:1000名
ホームページ:https://www.seagroup.com/home (Sea), https://shopee.co.id (Shopee)
推定資金調達額合計:Shopee単独としては不明。

※参照URL
https://moiglobal.com/wp-content/uploads/ideas19-sahm-adrangi-1.pdf#search=’Shopee+valuation’



事業沿革

  • 
2009 親会社Seaはゲーム会社Garenaとして設立。
  • 2015 Shopeeがシンガポール、インドネシア、マレーシア、タイ、台湾、ベトナム、フィリピンの7つを拠点に、設立。
  • 2015 シンガポールデジタル出版社Vulcan postからシンガポールstartup of the year vulcan賞受賞。
  • 2015.12 フィリピンにShopee大学の初セッションが台湾で実施。地元事業家やビジネスマン向けワークショップを開催。
  • 2017.6 台湾でShopeeモールを設立。現在、サービス対象国7か国で11000名以上の販売者を有す。
  • 2017.10 親会社がNASDAQに上場
  • 2018 Shopeeはチャイナマーケットプレイスポータルと称す、ECプラットフォームを開始し、中国からの商品の購入容易性を高める。
  • 2018 取引総額が100億米ドルを突破。
  • 2018.11 K-POPグループBLACKPINKを広告塔とする。

※参照元:

https://vulcanpost.com/483971/vulcan-awards-2015-winners
https://www.crunchbase.com/organization/garena#section-overview
https://www.seagroup.com/home
http://uni.shopee.com.my/

設立までの背景

Forrest Liは、学生時代にスタンフォード大学でスティーブジョブズのスピーチを聞いたことをきっかけに、2009年にゲーム会社Garenaを創業、これがのちのSeaとなった。

2014年にChris Fengに加わった。2015年7月からShopeeのCEOを務める。Chrisは2005年から2011年にわたり、McKinsey & Company(※1) のマネージメントコンサルタントとして勤めた。

その後2011年から2014年までRocket Internet(※2) SE社の東南アジア担当の資金調達チームとして、ZaloraおよびLazadaのようなベンチャー立ち上げに関わる。

また、Zaloraの業務執行取締役、Lazadaの購買担当主任として勤めた経験を持つ。

(※1) McKinsey & Companyとは
大手コンサルティング会社

(※2) Rocket Internetとは
ヨーロッパの企業支援会社

※参照URL
https://www.forbes.com/profile/forrest-li/#3456369b60b7
https://www.bloomberg.com/news/articles/2019-03-01/a-billionaire-forged-in-free-fire-the-fortnite-of-singapore
https://www.seagroup.com/home

サービス詳細

基本的な使用法は他のECサイトであるAmazon等と同様。アプリ機能に力が入れられており、販売者とチャットする機能がある。アプリ上で商品を検索し、Chat nowをタップするという操作でチャットが可能。

支払いはクレジットカードやデビットカード、銀行振り込みのほか、Shopee walletで支払うことができる。販売で得たお金や払い戻しなどがShopee walletに貯まると、このwalletで支払いが可能になる。

さらに、Shopeeコインと呼ばれる、仮想通貨があり、Shopeeプラットフォーム上で商品を購入することにより、Shopeeコインを得ることができる。

Shopeeは基本的には広告収入をマネタイズとするが、2019年から販売者費用徴収をマネタイズ戦略として加えた。取引が成立した商品に対して、1%の取引手数料がかかる。会計企業規制庁への登録に315米ドルが必要。

※参照元:
https://help.shopee.sg/sg/s/
https://help.shopee.sg/sg/s/article/What-payment-methods-are-supported-by-Shopee-1542975933064

Lazada, Carousellなどの競合について

2012年の創業し、シンガポールに本部を置くCarousell、その他、シンガポールの本部を持つLazada、インドネシアではTokopediaとのECウェブサイトポジション争いが続く。

Carousellは400万米ドルの収益を獲得し、Lazadaは中国のアリババか所有するECプラットフォームである。Tokopediaはソフトバンク、アリババが出資。

競合のCarousellは販売手数料が基本無料、Lazadaは3-5%の販売手数料がかかる。

一方で、Shopeeも販売手数料無料が特徴だった。しかし、2019年に販売者から費用徴収を開始。結果として、2019年第一期のレポートによると、マネタイズに大きな成長がみられる。

2018年第一期の調整後収益は3370万米ドルから、2019年第一期には1億4900万米ドルと前年比で342%増加した。現在、販売手数料で大きな差別化は存在しない。CarousellはCtoCのフリマアプリの特徴が強く、Lazadaがもっとも近しいサービスと言える。

その他、ShopeeはShopee保証と呼ばれる、オンラインセキュリティを提供し、差別化を図る。これは、購入した商品が届くまで購入者が売り手への支払いを保留することができるシステムで、インターネットによる商品購入の安心度を高める狙い。

さらにCarousellを利用する際は、直接会って取引したり、配送の手配を販売者が行わなければいけないが、ShopeeではユーザーはShopee内の支払い、配送システムを使うことができる。

配送、支払いの利便性を求めるユーザーがShopeeを選択する。しかし、2019年に販売者から費用徴収を開始。

結果として、2019年第一期のレポートによると、マネタイズに大きな成長がみられる。2018年第一期の調整後収益は3370万米ドルから、2019年第一期には1億4900万米ドルと前年比で342%増加した。

App Annieによると、Shopeeのアプリダウンロード数は東南アジア、台湾で第一位を記録し、今後さらなる利用者数の増加が予想されている。

※参照URL
https://afelica.com/asia/singapore/carousell/

『Lazada』東南アジア版アマゾン!ローカライズされた仕組みで東南アジアでシェア拡大!


https://www.techinasia.com/shopee-p2p-marketplace-southeast-asia
https://www.techinasia.com/5-disruptive-ecommerce-startups-2015

物流スタートアップとの提携

ShopeeはGrabGojekとのパートナーシップの締結を行うことで、確実性を高めている。またシンガポールではNinja Vanをパートナーとして、流通の正確性、迅速性を高めている。

同様にして、配送にトラブルが多いマレーシアではPos MalaysiaやインドネシアではPos Indonesiaを配達パートナーとして、その地域において商品が確実に届くようにしている。

Pos Malaysia: マレーシアの郵便局
Pos Indonesia: インドネシアの郵便局

※参照元:
https://www.marketing-interactive.com/shopee-partners-pos-malaysia/
http://parcelsapp.com/en/shops/shopee

今後の展開

Shopeeは市場規模の拡大、流動性の増加、マネタイズ手法の改善、マーケットシェアを継続的に上昇させることを目的に、Seaグループの資金をShopeeに投資している。

Seaグループ全体の調整後収益がおよそ5.8億米ドルであり、内訳は、主要ブランドGarenaが3.9億米ドルの収益に対し、Shopeeは1.4億米ドルほどに留まっており、注力投資による収益増を目指している。

※参照元:
https://cdngarenanow-a.akamaihd.net/webmain/static/resource/seagroup/infographic/2019-05-22%20Sea%20First%20Quarter%202019%20Results%20Infographic.pdf
https://moiglobal.com/sea-limited-201905/

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